きどたかのブログ

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IBM Support Assistant v5 Team Serverのインストールについて

いろいろと研究を重ねている。

インストール方法は2つしかなく、Installation Managerかzip解凍のみだ。
インターネット接続できないならば、選択肢はzip解凍のみになるのが現状だ。
そうなると、ツールの更新は非サポートになる。
非サポートとはいっても、新しいzipを使ってサーバを作り直せばいいだけだ。

Installation Managerでインストールする場合、install.xmlが用いられるようだ。
そこにはリポジトリの情報と、Offering ID(リポジトリの中から入れるツールのID)が書かれている。

リポジトリの情報は2つ書かれている。
ひとつはInstallation Managerそのもので、フォルダ直下にあるrepository.xmlだ。
もうひとつは、repository.xmlが置いてあるURLが書かれていて、そこに各種ツールの情報がある。

そのrepository.xmlのURLにアクセスするには、IBM IDが必要になる。
インターネット上にあるrepository.xmlから、必要な資材を別途ダウンロードして、
install.xmlを書き換えれば、理論上はオフラインインストールも可能だが、
詳らかではないデータ構造を取り扱うのには抵抗がある。
だから、zip解凍しか選択肢はない。


Installation Managerの場合と、zip解凍の場合のツール比較もしてみた。
ほぼ同じ。
zip解凍の場合、IDDE用のLink Generatorが動かない。
理由は簡単で、iddeのサーバ(Liberty Profile)が入ってないし、当然アプリケーションもない。
なくても困らない。
IDDE[Desktop]そのもは動くので、「リモート成果物」ではなく「ローカル成果物」を選べばいいだけだ。
サーバー上に置いてるデータをローカルにダウンロードしてから作業すればいい。


むしろMemory Analyzer[Desktop]の問題のほうが深刻だ。
ローカルがOracleJavaだとJVMすら起動しない。
Java Web StartにJFXランタイムが必要とか思えないんだけどな。
それに他のツールはそういう事象はない。
ローカルがIBM Javaの場合だと、署名付Jarの失効ステータスの検証で失敗するものと、うまく動いてしまうものがある。
うまく動くケースがあるのが不思議だ。おそらく失効検証をしていないんだろう。
問題となっている署名はOCSPで失効ステータス検証してたはず。(←keytoolで見た感じ)


とりあえずはMemory Analyzer[Web]でしのぐ。
Web版を使う場合、matサーバのメモリが心配だ。
もちろんチューニング可能だけれども、どんだけメモリいるんだよ。
複数人がMAT使ったらイチコロだろうよ。


IDDEについて触れておく。
IDDEはjdmpviewのGUI版だ。こっちのほうが将来性があるように思える。
まずIBM JDKが不要になってる点がおおきい。
あとコンテキストの変更もできる。
IBM Java6付属のjdmpviewだとコンテキストの変更ができないため、
複数アドレススペースのあるダンプは読めないことがあるんだけど、それがIDDEなら問題なくできる。
すでにjdmpviewを使ったことのある人なら、少しのコマンドの変更があるのみで、苦もなく使えるだろう。
一番はじめにつまずくのはコマンドの実行だろう。
「Ctrl + Enter」で実行することになる。


インターネット環境にない場合、KBをどうやって更新しようかということも考え中。
jsonファイルとzipファイルをどうすればいいんだろうか・・・。
z/OS製品にはこれは無意味なことなんだけども、LUW製品には有用なので、なんとかしたい。


あとは、一年に一回証明書を更新しないといけないのが面倒臭くなりそう。(ISAサーバのね)
それとは別だけど、ツールに署名付Jarがあることから、当然有効期限の検証もされるんだろうな・・・・。