USS上に日本語ファイル名でファイルを作る方法
暇つぶしにやってみました。
chcpコマンドを使います。
chcp — Set or query ASCII/EBCDIC code pages for the terminal
UNIX System Services Command Referenceより
TSO/E経由でOMVSを触る人は使わないでください。
chcp -q
これで現在の設定を確認します。
Current ASCII code page = ISO8859-1
Current EBCDIC code page = IBM-1047
普通はこうなってます。
ISO8859-1はラテンアルファベットの文字コードの一種です。
Windows-1252と同じと言っていいし、もっとも一般的なASCIIです。
Windows-1252は、アメリカなどのWindows端末で使われてます。
ようするにDBCSが使えません。
これもラテン1です。
PuTTYやTeraTermなどのターミナルもUTF-8に変えます。
UTF-8の全ての文字が使えるわけではないですが、
一番手っ取り早いのでUTF-8がいいでしょう。
常用漢字程度はこれでいけるはずです。
IBM-1399の方が使える漢字は多いです。
USS上でDBCSを扱いたいという奇特な人は少ないと思います。
いろいろ考えることがありますからね・・・。
ここまでのところで、日本語ファイル名はできます。
しかし、ファイルの中身は試さなかった・・・。
普通はviasciiが入ってないので、USSでDBCSを扱うのは酷です。
IBM z/OS UNIX tools available for download
いちおう、ここからダウンロードしてから使えますが、
ここに置いてあるのはサポートを受けられる代物ではないはずです。
IBM z/OS UNIX System Services Ported Tools
こちらに置いてあるツールも、
IBM Ported Tools for z/OSと書いてあるものは正規ルートで入手可能なものですが、
それ以外はタダのおもちゃです。
IBM z/OS: PORTED TOOLの無料コードの件 - Japan
そういうことが、このFAQに書いてあります。
若干、ミスリードする記事かも知れませんが、
IBM Ported Tools for z/OSはちゃんとしたものです。
まあ、Perlを使う場合はおもちゃを前提にする部分があるわけですけどね。