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きどたかのブログ

いつか誰かがこのブログからトラブルを解決しますように。

神戸大学経済学部のアドヴァンスト・コースについて

昔のことを思い出して書いてみる。

さいきんの若いもんはー的な話になる。

 

もう10年以上前になるが、

卒業証書とは別にアドヴァンスト・コースの修了証書をもらって卒業している。

正直に言って、この修了証書は社会人になって何の役にも立ってない。

社会人でJ1ビザを取るときに教務係の方と話したとき、

卒業証明書と成績証明書だけで大丈夫という話に落ち着いて、

修了証明書に関しては書類を取り寄せなかった。

 

名前の統一感が欠けることがおおいよね

アドヴァンスト・コースと書くのか、

アドヴァンス・コースと書くのか、

アドバンスト・コースと書くのか、

アドバンス・コースと書くのか。

公式っぽい資料には「アドヴァンスト・コース」と書かれていることが多い。

 

3回生からアドヴァンスト・コースが始まる。

どうやら今でも募集定員は20名のようだ。

 

同級生への負い目があった

自分は経済学部へは推薦で入学した。

平成25年度は推薦枠は70名(一般入試と合わせて270名)のようだが、

当時は推薦枠は60名くらいではなかったかと思う。

高校から2名までしか応募できない。

経営学部を志望していたのだが、チャンス増やそうと推薦を使うことにした。

残念ながら当時経営学部は昼間コースの推薦はなかったので、

まあ学舎同じだから経済学部でもいいかなと応募したら合格してしまった。

簡単に言うと、本当に経済学部に入りたかっただろう同級生に負い目がある。

 

※いまある経済学部/経営学部の推薦入試は、後期が置き換わったものだから、

 チャンスの増大には相当しないのではないかと思う。

 当時の推薦入試は前期・後期の前に判定されていて私は二次試験を受けてない。

 ちなみに推薦の方が倍率的にも狭き門であった。

 

アドヴァンスト・コースに入った理由

負い目もあるし、推薦入学だから母校の手前もあるし、

やることなくて暇だし、勉強でもしとくかという発想でしかない。

環境が人を育てるのだ、だから難しいことをやっていれば、

それが自然と当たり前になる、そういう風にも考えていた。

頭の良い人たちに囲まれていれば自然に賢くなれる。

べつに大学院を目指していたわけではない。

(ここに繋げるための推薦入学のくだりがウゼェー)

 

近年のアドヴァンスト・コース登録者数

当時は定員20名が埋まったか、オーバーしていたと思う。

とりたてて成績が優秀であったとは思えないんだが選ばれて良かった。

どうやら最近は定員に到達してないこともあるみたいだ。

平成24年度のアドヴァンストコース登録者11名

平成23年度のアドヴァンストコース登録者13名

平成22年度のアドヴァンストコース登録者26名

これらは選抜結果であろう、実際に履修登録したかは定かではない。

26名の年があるのか、それは多いな。

きっとすぐに辞めることを見越していたんだろう。

定員20名だけど多めにとってくれることがあるのだから、

学習意欲があるのなら申し込んだほうがいいですね。

 

過去の修了者の人数

いちおう修了した人数が一部見つかったので引用しておく。

(登録した人の人数ではない)

http://www.kobe-u.ac.jp/info/project/evaluation/pdf/policy-pdf/06-10.pdf

平成11年度卒  4名

平成12年度卒 10名

平成13年度卒 10名

平成14年度卒 12名

平成15年度卒  6名

平成16年度卒  6名

平成17年度卒  8名

平成18年度卒  2名

平成19年度卒 10名

=====ここから別途検索で調べた内容をつぎたす=====

平成20年度卒  不明

平成21年度卒  4名(名前/ゼミまで掲載されてるのはどうかと思う)

平成22年度卒  5名(名前/ゼミまで掲載されてるのはどうかと思う)

平成23年度卒  5名(名前/ゼミまで掲載されてるのはどうかと思う)

 

あの資料によると、優秀卒業論文賞(5名)は

毎年2~3名ほどアドヴァンストコースの学生が受賞していたらしい。

自分の頃はどうだったか覚えてない。

誰か受賞してたならさすがに知っててもいいと思うのだが。

 

自分の卒業年度は平成13年度で修了者は10名。

自分を含めて2名が就職して、残りの8名は確か全員大学院に進学したと思う。

しかし資料では6名となっているな・・・。

あと2名はどうした、私の記憶違いだろうか。

進学先の大学院は主に東大、京大、神大じゃなかったかな。

その10名の中には1人留学生がいた。

ベトナムだかカンボジアからの留学生で頭脳明晰であった。

留学生ってのはほんと優秀だよね。

 

当時は募集人員20名が埋まったのに、修了者は10名であった。

これはしごく簡単な理由である。

特別演習のレベルが高いせいで、

1ヵ月後には特別演習に顔を見せる学生が半分になったからだ。

おそらくこの現象はいまでも継続していると予想される。

 

アドヴァンスト・コースの知名度

知名度ははっきり言ってない。皆無だ。

修了者数の合計を計算しても分かるだろう。

歴史も浅いから、せいぜい100名弱しか修了していない。

神戸大学経済学部の人なら知っているかもしれない。

よくて学舎が同じ経営学部の人が知っているか程度のものだ。

このコースを修了したからと言って就職に有利になる可能性はない。

どのくらいのことをしていたのか分かってくれる人が100人弱しかいないんだ。

大学院に行ってない自分が言うと説得力がないだろうけど、

コースを修了しているのであればM1くらいの知識はあるはずだ。

学士以上、修士未満という中途半端なポジションだ。

修了証明書を求める企業もいないだろう。

通常の(見込み)修了証明書は、前期課程の修了を指すから別物だ。

成績証明書にしたって、卒業生でもなければ「上級」が意味するところなんか分かるはずもないから、楽な科目で「優」を取った方がマシだろう。

 

アドヴァンスト・コースの修了要件

アドヴァンスト・コースの修了要件は3つある。

  • 特別演習の履修
  • 上級科目(学部・大学院共通科目)の履修(たしか6科目以上?)
  • 外国書講読の追加履修(通常の学部生は1つのところ2つ必要)

 

特別演習とは?

簡単に言うと「卒業論文とは関係のないゼミ」である。

研修指導(ゼミ)のほかにもう1つ難しいゼミをやっていると思えばいい。

取り扱う教材は基本的に英語であった。

英語なせいか書いてあることも難しく感じる。

2週に1回くらいの頻度で課題が出ていた。

これはたしかに労力を要する。

コースに入ってない人は取れないんだけど、

学部生が取れる授業の中で特別演習が格別にきついことだろう。

そのため違う授業を受けてる最中に、

和訳をしたりだとか、課題を解いていたりだとかしていた。

たぶん周りからは「大変そうだな」って見られていたはずだ。

一方で爆睡してることも多々あっただろう。

「また寝てる」とか思われていたはずだ。

 

上級科目(学部・大学院共通科目)とは?

上級マクロ経済学だとか上級ミクロ経済学だとか。

大学院生の必修科目であるものばかりだ。

単位が足りなくて困っていない限りは学部生が履修するインセンティブはない。

ところがアドヴァンスト・コースの学生はこれが修了要件にあるため、

当然ながら3回生の授業はこれらの科目ばかり履修する。

なんか上級科目は「優」が多かった記憶がある。

学部生には評価が甘いんじゃなかったっけかな??

「良」レベルで「優」になるくらいの評価差があったかもしれない。

科目にもよるけれど、内容は微積分ばかりしてる感じで、

数学が苦手な人にはお勧めできない内容である。

アドヴァンスト・コースをやっている人間ならば、

もうちょっと大学院の科目を受けさせてくれないかなーって思うことだろう。

もっと難しい勉強をする機会を与えてくれ、つまりはそういうことだ。

 

大学院進学時の単位の編入

上級科目は大学院での必修科目ばかりであるため、

条件を満たせば単位を編入できるらしい。

あの資料では上限10単位とある。

たぶん今でも単位を編入できるのだろう。

本気で大学院に行く気がある人はアドヴァンスト・コースに入るほうがいい。

2年後に大学院で履修するか、3回生のときに履修するかの違いなんだが、

どうせ「上級」と名のつく科目を履修するのが初めてであるのであれば、

誰にとってもスタート地点は同じなのだから10単位の特典をもらえばいい。

 

履修単位上限とアドヴァンスト・コース

特別演習、上級科目、外国書講読は、履修単位上限を超えて履修できる。

でも、そこまでがむしゃらに履修する意味は実際にはないから、

この利点を活かす人はほとんどいないのではないだろうか。

そんなことをしなくても3回生の後期で単位はほぼすべてそろっている。

もしその利点を活かすのであれば、教員免許取得を視野に入れるのが良い。

人によっては、研究指導(ゼミ)をとっておらず、

代わりに必要となる余分な単位を取得しつつ、このコースを修了した人もいるようだ。

これってきっと卒業論文書かなくていいパターンのやつだね。

 

スキルアップ・プログラムってなんだろう?

自分の頃にはこれはなかった。

アドヴァンスト・コースの学生はこのプログラムに含まれる科目も履修できるそうだ。

なるほど、さいきんの学生はもっと大学院の科目が取れるそうだぞ。

主に計量経済学とかの統計分析を鍛えるプログラムのようだ。

もし、自分の頃にあったら、きっとそれらの科目も履修していたと思う。

経済学は理論だけではダメで、モデルを考えて仮説検証しないといけない。

これはそのためにあるプログラムであると思う。

 

アドヴァンスト・コースと教員免許の両立

自分の場合は、教員免許取得を途中で挫折した。

コースの履修者は「上級科目」を履修することに視線がむく。

難しい科目を好んで履修する変わり者の集団だと思えばいい。

それ以外の科目は研究テーマに沿ったものか、

とりあえずなんか面白そうなものを選ぶもんだろう。

教員免許を取るには卒業に必要な単位と関係ないものを多数履修しないといけない。

このコースを取りながら教員免許も取るのは大変だ、しかも移動が大変だ。

別に不可能なことではないが、履修計画を練るのが厄介だし、

ノートの貸し借りが期待できないような科目のオンパレードになる。

そこまでして「社会」「公民」の教員免許が欲しいかね?

先生を目指してる人しか無理だ、アドヴァンスト・コースよりハードルが高く感じる。

経済学のことなら日夜勉強しているわけだから、

多少手を抜いてもなんとでもなるが、

教育論とかの時間に内職するわけにもいくまい。

自分の場合は法学部の4単位のコマを落としたというのが致命傷であきらめた。

自転車で通学して朝一番の授業で寝てばかりの状況だったから自業自得だ。

 

さいきんの若いもんはー

修了者数を見てもわかるが、 年によってばらつきがある。

もっとも多い年で定員の6割しか修了していない。

もっとも少ない年では定員の1割しか修了していない。

学力が低下したとかそういうことを言うつもりはなくて、

募集定員20名全員が修了している年を見てみたい。

私みたいな自堕落な学生でも修了できたんだから、

わりと誰でも修了することはできると思うんだよ。