ISA5 - WebSphere Application Server Configuration Visualizer
ISA5にはWebSphere Applicaiton Server Configuration Visualizerがついている。
冒頭で書いておくと、一般人がこれを使う必要はない。使う機会もきっとない。
開発現場では管理コンソールが使えるだろうから、これはいらないでしょ。
このツールはconfigディレクトリ配下のxml等を情報源にしている。
素のxmlを読むのでもいいが、少なからず手間はかかる。
手間というのは、主にスコープにかかわる問題で、
ようするに全てのスコープに気を配る必要があるからだ。
Windowsの検索機能で特定キーワードを含むxmlを探したりとかで少し面倒。
このツールはそういうのを少し緩和してくれるので重宝する。
collector.shはとっくに非推奨になっているので、
近年ではjarコマンドを使ってxmlファイル等を収集してもらうのが一般的。
このjarファイルをもとにこのツールは動作可能。(解凍不要)
zipファイルでも動く。
パスの変更(jarコマンド使うための)
export PATH=/{WASのインストールディレクトリ}/java/bin:$PATH
※WASのインストールディレクトリは、AppServerの箇所までを指す。
ディレクトリの移動(プロファイル直下まで)
cd /{WASのインストールディレクトリ}/profiles/default
jarコマンドの実行(拡張子で絞ってるが増やしても問題ないだろう)
jar -cf /tmp/xxxxx.bbb.ccc.hfs.jar $(find . -name '*.xm*' -o -name '*.props' -o -name '*.txt' -o -name '*.log')
xxxxx.bbb.cccの箇所はPMR番号/ブランチコード/カントリーコード。
必要に応じてノード名とか付けるのが親切。
あと付けるとしたら日付とかかな。
このコマンドで全てが収集できるわけでもない。
JVM汎用引数で渡してるoptionsfileとか、
db2jcc.propertiesとかは拾えないことが多い。
自分の経験では構成ファイルは早めに送ってもらった方がいい。
トポロジが理解できること
FFDCの送付漏れが防げること
リソースやクラスパスに関連する問題にはすぐ必要になること
この作業自体が簡単な作業であること
さてさて、ツールの話に戻るか。
我が家のWASDさんだと貧相な出力になるが、こんな感じです。
これだけでは意味ないね。
例えば左上のserver1をクリックすると
こんなのがスクリプトで処理されて出現してくる。
これの出力位置やら幅がすごい使いにくいので、
あんまりトポロジのイメージから表示させない。
代わりに"Show all detail for browser search"をクリックして、
縦に列挙させるほうがまだいいと思う。
我が家の素の構成だとツマラナイけど、
SIBusとか使ってるともっとカラフルで面白いことになる。